主な研究開発項目
ゲットウ(月桃、学名:Alpinia zerumbet ショウガ科ハナミョウガ属)を中心に、沖縄由来の天然資源を栽培し、エッセンシャルオイルや機能性食品の開発・製造を行います。
薬草としての月桃とその利用
月桃は「捨てるところがない」と言われるほど様々な応用が可能な植物で、その葉や花の香りには様々な健康改善への効果があることが証明されています。
また、蒸留水からはシワ改善、肌の弾力改善、保湿作用、美白効果などがあり、化粧品への展開が期待されます。
無農薬で栽培することができることや、多年生植物で季節を問わず収穫ができることも加わり、「持続可能な事業展開」というテーマに最適な作物であり、その付加価値を高め広く応用することで、沖縄の社会的な認知を向上させるなど様々な可能性を秘めていると考えています。
DK・DDKの高純度製造法
さらに、その残渣(不溶物)に含まれる5,6-デヒドロカワイン(DK)およびジヒドロ-5,6-デヒドロカワイン(DDK)という成分には尿酸産生を抑制する効果があることが中部大学の研究により明らかになっており、痛風などを改善する機能性食品への応用も期待されています。
合同会社天然資源研究開発センターはこのDKおよびDDKの高純度製造方法の特許を出願しており、これらを工場レベルで量産することが可能です。